auf der Reise~旅の空~

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作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。テニスを辞めてジム通い始めました。就職決まったので次は修論です。

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小説家になりたいと思うようになったのは…2


もらった『ナルニア物語』には、ほのぼのとした友情やお茶会がない代わりに、西洋ファンタジーの冒険の世界が広がっていた。

少々小難しい言い回しも気に入った。

日常からは想像もつかない剣と魔法の世界。

自分もいつかこんなドキドキするような物語を書きたいと強く思った。

絶対に作家になってみせる。

小学校四年生にして、「小説を書くためだけに生きる」と周囲に豪語するようになっていた。

本を読むようになったので、塾での国語の成績は爆発的に伸びたが、その代わり得意だった算数は一気に興味のないものへと変わり、成績も最悪の落ち方をした。

しかし興味のないものは、今でもそうだが、全く頭に入ってこないし、そもそも理解しようという気が起こらないのだから、まあ仕方がない。

作家になるには、まずは原稿用紙とペンが必要だ。

母に作家グッズを要求すると、塾の帰り道、近所の文房具やさんに寄ってくれた。

母は読書家ではなかったが、子どもは読書家にしようと思ったようで、小さい頃は毎晩絵本の読み聞かせをしてくれていた。

工藤直子さんの本がなければ作家になりたいと思ったかわからない、と書いたが、地盤は母が作ってくれていたのである。

話は逸れるが、私の母というのが、子どもの思いつきを面白がって付き合ってくれる人で、作曲家になるんだと鍵盤ハーモニカをでたらめに吹いていたり、画家になるんだと絵を描いていたりすると、「先生、お茶はどうですか」とか言って、ミルクティーとお菓子を持ってきてくれるのだった。

本は連鎖のように、私に人との出会いをもたらしてくれた。

連鎖が次にもたらしてくれたのが、その文房具やさんのおばあさんだった。




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by white12211122 | 2014-11-18 01:26 | 小説 プロの作家を目指して | Comments(0)