auf der Reise~旅の空~

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作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。

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ドイツ一週間一人旅⑥~夜のドレスデン~

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ドレスデンが一番その魅力を発揮するのは、夜だと思う。レストランで休息したあと、ゼンパー・オペラハウスを写真に収めた。雨は再び小雨に弱まり、宵闇の空は不思議に明るい白群青色になった。そのなかで、欧州屈指のオペラ座が鮮やかな色彩を放っていた。

オペラハウスのすぐ近くには、バロック宮殿の傑作と言われるツヴィンガー宮殿がある。門をくぐり、広大な中庭に入ると、ぐるりと四方を囲む宮殿を飽きもせずに眺めた。

ドイツの街は素朴だけれど、領邦国家であっただけあって、どの街も独特の味を持っている。建築と空気、街並みと雰囲気。これだけ見ても、まだ新しい場所がある。「見たことのないもの」がこれだけあるのは幸せなことだと思う一方で、自分が狭い世界に生きていたことを、痛感したりもする。

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再びドレスデン城を通り過ぎ、広場に戻ってきた。「エルベのフィレンツェ」と称される水辺の夜景に、いつの間にか始まっていた、ジプシーのオルガン演奏。昼間とは全く違う顔を見せた夜のドレスデンには、古都の重層感はあるものの、戦争の傷跡といった負の雰囲気はなかった。

ミュンヘンからバイロイト、そしてドレスデンへ移動するなかで休憩したとはいっても、ほとんど一日中歩き通しで、気づけば足が鉛のように重たくなっていた。ドレスデンで一泊すると言っても、明日の朝はポーランドのボレスウァヴィエツに出かけて、夕方にはベルリンに出発する予定なのだ。

今日は、もうここまでが限界だろう。絵葉書もしっかり買ったことだし、最後にヴェッティン家の君主の姿を描いた、長さ百一メートルもある壁画「君主の行列」を眺めて、宿へと引き返したのだった。

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by white12211122 | 2015-07-11 20:00 | ドイツ留学の思い出 | Comments(0)