auf der Reise~旅の空~

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作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。テニスを辞めてジム通い始めました。就職決まったので次は修論です。

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宮沢賢治 イーハトーヴの鳥たち展

シルバーウィーク第一日目の今日は、早起きに成功して朝から一時間ほど勉強したものの、慣れていないため早々に眠気が襲ってきた。三十分ほど寝ても、頭は鈍いまま。

このままじゃ二度寝してグダグダな一日なってしまう!

ということで、電車に飛び乗った。一時間ほど電車のなかで課題図書を読み、たどり着いたのは町田市民文学館。

二十三日まで展かれている『宮沢賢治 イーハトーヴの鳥たち』を観たいと思っていたから、どうせダラダラするなら観に行こうと。

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どちらかと言うと鳥はあまり好きじゃないのだけれど(アレルギー性鼻炎だから、羽ばたかれると辛いのだ)、ここでは絵本や紙芝居の原画で賢治作品に登場する鳥を紹介していたため、興味を持った。

紺碧の夜、桔梗色の夜。同じ闇でも、様々な夜がある。とても美しい、幻想的な展覧会だった。

印象に残ったのは、『よだかの星』。小さい頃は童話として、あくまでストーリーを読むだけだったけど、今はよだかの苦悩の裏に、賢治自身の葛藤と願いを感じ取る。痛切な叫び。文章というカタチにせずにはいられない、強い苦悩と願いが、創作の原動力だったのだろうと思わせる。最近は賢治の作品を読み返すこともなくなっていたけれど、久し振りに全部読んでみようか、と思った。

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昔からーー小学校四年生の頃から、宮沢賢治が好きだった。出会いは父の本棚。工藤直子さんの詩とナルニア物語で読書に目覚めた私は、ちょっとした活字中毒だった。

特に惹かれたのが、『銀河鉄道の夜』と『かしわばやしの夜』。『かしわばやしの夜』のあるフレーズは暗記するほどだった。

「こよひあなたは ときいろの
 むかしのきもの つけなさる
 かしはばやしの このよひは
 なつのをどりの だいさんや

 やがてあなたは みづいろの
 けふのきものを つけなさる
 かしはばやしの よろこびは
 あなたのそらに かかるまま」

リズム感のある文章と、夜の気配、「あなたのそらにかかるまま」という自由な響き。この作品には、賢治の「夜」が琥珀のように閉じ込められている。


シルバーウィーク&初秋のお出かけスポット

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by white12211122 | 2015-09-19 23:34 | お出かけ | Comments(0)