auf der Reise~旅の空~

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作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。テニスを辞めてジム通い始めました。就職決まったので次は修論です。

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2015年紅葉狩り②高尾山


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一ヶ月ほど前に高尾山で紅葉狩りをした。昭和記念公園に行ったのが高熱で倒れた三日後で、高尾山はその週末。さすがに登山は自重しようと思っていたのだが、ロープウェイが二時間待ちだったため、結局歩くことになった。

 登山なんて、私の通っていた女子校の恒例行事である「冬の金剛登山」ぶりだろうか。それに比べればどうということもないが、紅葉シーズンの山は大混雑だった。人、人、人。進むスピードもゆっくりだから、足にくる。

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 途中、天狗ドッグという名物ホットドッグで腹ごしらえをしたあとは、頂上までひたすら歩き続けた。

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 なんで私は山登りをしているんだろう、と根本的な疑問が浮かぶ始末だ。山で紅葉狩りという爽やかなイメージだけを思い浮かべて、デートのチョイスを間違えたような気がする。

隣を歩く元山岳部の恋人は、さすがに登山馴れしている。後ろからリュックを掴んで引っ張ってもらっていると、そんな光景を至るところで見かけた。やけにカップルが多い。登山初心者向けと聞いていたから、デートスポットとしても有名なのかもしれない。

高尾山と言えば天狗だから、デートコース云々という話よりも、天狗伝説ばかり調べていた。天狗はもともと日本のものではなく、インドで「流星」を指す言葉が中国で「天狗」と訳されて、それが日本へと伝わった。日本の文献に初めて「天狗」が出てきたのが、日本書紀の舒明天皇(629-641年、第34代天皇)の時代。流星を天狗と呼んだことから、最初は中国と同じように、自然災害を指す言葉だったことがわかる。妖怪や神として語られるのは、それからもっと後の時代のことだ。赤い顔に長い鼻をした山伏のイメージが定着するまでの変遷については詳しくないし、それを調べる余裕もないけれど、魅力的な研究であることは確かだ。

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天狗が出てこないだろうか。ちらりとそんなことを考えたけれど、怪異と出会うことなく、私と違ってしっかりとルートを考えていたパートナーのおかげで、途中からは人の少ない道を歩くことができた。

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一面赤く色づいた山々の景色――ではなかったけれど、黄色い山々と遠くに見える富士山の景色は幻想的だった。夕暮れの近づく空に、ここまで歩いてきたという達成感を感じる。

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下山の時は灯りもない獣道を歩き続けて膝が文字通り震えたけれど、無事に駅までたどり着いて団子をほおばると、それまでの疲労が吹き飛んだ。

今年はお月見から始まって「きちんと」秋を感じることができた。来年は就活・教育実習・修士論文と慌ただしい一年になるため、秋頃にどうなっているかはわからないけれど、出来ることならどんな時でも余裕を持って季節を感じていきたいものだ――と思う。



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by white12211122 | 2015-12-20 00:00 | お出かけ | Comments(0)