auf der Reise~旅の空~

white12211.exblog.jp

作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。テニスを辞めてジム通い始めました。就職決まったので次は修論です。

ブログトップ

年末関西めぐり③京都:上賀茂神社&金閣寺

c0330562_15252838.jpg


宇治を散策した翌日に、今度は両親と再び京都散策に出かけました。

今回は、小説に書いたことがありながら行ったことのなかった上賀茂神社と、あまりにメジャーすぎて行くことのなかった金閣寺がお目当てです。

まずは世界遺産である京都最古の神社、上賀茂神社から。昔、大正の京都を舞台に短い小説を書いたことがありました(ページ数、完成度共に公募に出せるものではなかったので、いつかじっくりと書き直したいと思っています)。

c0330562_15283593.jpg

その時に、上賀茂神社の七不思議の存在を知ったのです。「物言わぬ神主」、「加茂の神能」「御扉の狛犬」、「車返しの桜」、「大田の沢の杜若」、「加茂の勝手火」、「楠木の化石橋」。

昔から、なんとなく七不思議という言葉に惹かれる傾向があります。その場所の記憶を留めたいと思う無名の語り手たちがいて、それが途切れることなく語り継がれることによって、存在していられるもの。最近は学校で七不思議が語られなくなりましたが、七不思議ってその場所を知る人たちのリレーのバトンみたいだな、なんて思います。

京都の七不思議と言えば知恩院。こちらは随分前に銀閣寺へ行く途中に立ち寄りました。ここの七不思議も「忘れ傘」「抜け雀」など魅力的なのですが、上賀茂神社の「物言わぬ神主」、「大田の沢の杜若」、「御扉の狛犬」に創作意欲を掻き立てられてこちらに決めました。

「物言わぬ神主」とは、昔、精進潔斎中の神主が一般人と言葉を交わしてはいけなかったことを指しています。「大田の沢の杜若」は神社の東側に広がる池に手を入れると腐ってしまうとされ、「御扉の狛犬」は悪事を働いた狛犬の影が本殿と権殿の扉近くに描かれたのだと言います。

今回は残念ながら狛犬を確認することはできませんでしたが、渡ると長生きできるという「楠木の化石橋(長寿橋)」だけはしっかり見てきました。五月になれば二万五千株の「大田の沢の杜若」が見られるため、いつかまた再訪したいと思います。

c0330562_15275710.jpg
c0330562_15290651.jpg
上賀茂神社を後にして、今度は金閣寺へ。金閣寺の近くにある「花巻屋」で遅めのお昼を取ってから、観光客の波に混ざりました。

c0330562_16315533.jpg
さすがに金閣寺は海外からの観光客であふれています。あちこちから「ゴールデンテンプル……」という感嘆した呟きが聞こえてきました。
c0330562_15295924.jpg
あまりにも人が多いので「観光向けのゴールデンテンプルを造ったらいいのに」なんてブツブツ言っていましたが、黄金に輝く金閣寺はやっぱり綺麗で、こんな風に海外の人と日本文化を一緒に再確認できるのもいいものだな、なんて思いました。まあ、帰り道で人ごみにのまれるとまたイライラモードに戻って、「観光向けのゴールデンテンプル…」と同じことをブツブツ言っていましたが。

最後は四条烏丸のスタバで休憩して、帰路につきました。

ところで、今回は訪れなかったのですが、京都の一乗寺に私のお気に入りの本屋があります。雑誌でもよく紹介されているので、「けいぶん社」の名前を知っている方は多いのではないでしょうか(イギリス紙「ガーディアン」の「世界の本屋ベスト10」でも紹介されたそうです)。

私が初めてこの書店を訪れたのは、確か高校一年生の春、だったと思います。大阪に住んでいた頃から東京に戻った今でも、一年に一回は必ず訪れる京都ですが、「観光」を始めたのはほんの数年前。それまでは伏見稲荷での参拝や買い物など、親の用事についていくだけでしたが、初めて自分から行きたい、と言って連れて行ってもらったのがこの本屋でした。

品揃えがとても個性的で、間羊太郎の『ミステリ百科事典』と巖谷國士(文)桑原弘明(作)『スコープ少年の不思議な旅』を購入して帰りました。京都の主要観光地を訪れたあとで、もう一度、自分だけの京都探しに行きたいものです。


c0330562_17061850.jpg


[PR]
by white12211122 | 2016-04-28 17:06 | お出かけ | Comments(0)