auf der Reise~旅の空~

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作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。テニスを辞めてジム通い始めました。就職決まったので次は修論です。

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北鎌倉散策


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梅が咲き始めた二月の始めに、母と二人で北鎌倉へ一泊二日の旅行に行ってきました。

北鎌倉駅で降りて、まずは昼食を。その後、駅のすぐ近くにある円覚寺を訪れました。漱石や藤村といった文豪が訪れたことでも有名なお寺です。

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こうした観光地だけでなく街中でも言えることですが、本当に海外からの観光客が増えましたね。そのうち日本人が行かないような場所も観光地として発見されるようになるのかな、なんて考えると、ちょっと楽しみでもあります。

門前の階段で人懐っこい猫に遊んでもらってから、次は葉祥明美術館に足を運びました。

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中学生の頃に自分で初めて買った絵というのが、葉祥明さんの絵でした。今は実家に置いてあるので手元にはありませんが、淡くて柔らかな水色の海に、白いワンピース姿の少女の後ろ姿が描かれている絵です。

この方の描く淡いパステルカラーが好きで、ポストカード数枚とアートグラフを一枚、絵本を一冊買って帰りました。館内ではソファーに座って絵本が読めるので、気に入りの一冊を見つけられます。

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洋館を後にして、今度は明月院へと向かいました。

明月院と言えば紫陽花ですが、この時は梅が盛りでした。大学が春休み期間の二月はいつも家に引きこもっていたので、この時期に花をじっくりと見たのは初めてかもしれません。

別名「春告草」とも呼ばれるこの花、日本のものだと思っていましたが、万葉の頃に中国から渡来したものだったんですね。しかも、最初は薬として遣唐使に持ち帰られたものだとか(『恋する万葉植物』伊東ひとみ(光村推古書院)より。植物に疎いので重宝しています。全然覚えませんが……)。

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悟りの窓。窓の向こうに花が咲いているともっと綺麗なのですが、残念ながら写真技術も相まって、イマイチ良い写真が撮れませんでした(いつか再挑戦しにやってくる日は来る……でしょうか)。

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「月笑軒」というお茶室でお抹茶と御菓子を食べて、ようやく休憩。今日の散策はここまでということで、少し早めにホテルへ向かうことになりました。母ではなく私が疲れてギブアップするという体たらくです。

お茶室を出るとき、ふと、神社にしてはやけに目立つ赤い椅子が目に入りました。じっと見ていると、怒った顔のように見えます。私が立ち止まって凝視していたものですから、お店の方が「それは岡本太郎さんの「座ることを拒否する椅子」ですよ」と教えてくださいました。ちょうど修論の指導をしてくださっている先生が岡本太郎について本を書かれていて、私自身も美術館学研究のレポートのために去年万博を訪れていたため、妙に親近感がわきました(太陽の塔のガチャポンを五回くらい回したので、家に岡本太郎のフィギュアがあります)。ちょっとした収穫です。

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今回の宿は七里ガ浜の鎌倉プリンスホテルです。母は私に任せるとえげつない安宿にされると思っているらしく(間違ってはいませんが)、最初からここを取るようにと念押しされました。

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ホテルに着いたのはちょうど日没の頃で、部屋の窓から太陽が沈んでいく様子や、刻一刻と色を変えていく海と空が一望できました。オーシャンビューという言葉そのものも、なんだか好きです。

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温泉につかって、レストランで夕食を食べて、ベッドに寝っ転がってドラマを観る。

北鎌倉の雰囲気と海辺のホテルをたっぷり堪能した一日でした。

ところで、旅先ではいつも創作意欲がわくのですが、特定の土地を舞台にした作品を書きたいと思いつつ、未だに一度も書けたことがありません。もどかしい思いでプロットだけ作ってみましたが、どうもしっくりきません。その日は海の生き物も寝静まる真夜中になってようやく、眠りにつきました。



江ノ電途中下車の旅へ続く



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by white12211122 | 2016-05-05 02:55 | お出かけ | Comments(0)