auf der Reise~旅の空~

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作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。テニスを辞めてジム通い始めました。就職決まったので次は修論です。

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カテゴリ:お出かけ( 59 )

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主計町から金沢駅を目指して歩いていたとき、金澤表参道商店街というストリートを通りがかった。雨に加えて、月曜日ということでほとんどの店が閉まっていた。閑散とした通りで、こんな日にも開いていたのは古本屋と喫茶店だけだった。

疲れたし、ちょっと覗いていこうか。

喫茶店の中は喫茶と雑貨の二つに分かれていた。ふと、雑貨を見ていた私の足元を白いものが通りすぎた。ジャックラッセルテリアだった。

犬猫に目がない私は、すぐにここでお茶しよう、と提案して、喫茶スペースに座った。

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私が注文したラム酒入りのチャイは、ラム酒の甘い香りと蒸留酒特有の濃いアルコールの味がミルクティーとマッチしていて、とても美味しかった。

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店内は静かだったけれど、雨の日でも客足は途絶えない。やって来るお客さんは地元の人たちらしく、いわゆる常連の会話と笑い声が、地元の喫茶店の雰囲気を感じさせてくれた。

私のほうは、本棚の本をちょっと手にとってみたり、それまで撮った写真を披露してみたり。二人でガイドブックを覗きこんで、明日の作戦会議をしたり。

脚の疲れが和らいだ頃、眠気を引きずりながら店を出た。相変わらずの雨だったけれど、足取りは軽かった。


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by white12211122 | 2015-09-13 20:55 | お出かけ | Comments(0)
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尾崎紅葉の弟子、浪漫的で幻想的な作風の文豪。恋をめぐって、師と恋人の間で葛藤したものの、最後には想い人と結ばれたーー。

泉鏡花と聞いて思い出すのは、まあそんなところ。彼の作品のあらすじは大方知っているけれど、実際に本を読んだことはなかった。金沢から帰って来てから、短い『十六夜』を読み、『神楽坂七不思議』に手をつけて読み始めたくらい。

記念館に行けば、親しみを持って著作を読むきっかけになるだろうと思ったから訪れた。

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館内で泉鏡花の来歴を見て、自分の記憶にあるデータと答え合わせをする。作品を読んだことはなくても、本名や作風といったプロフィールは知っている。それと、どうやらうさぎをモチーフにした物が好きだったということも。

私だったら何をモチーフにしようか。中二病みたいなモチーフは嫌だけど、古風すぎるとダサいし、華美すぎるのは私には似合わない。私が好きな、すずらんの花はどうだろうかーー作品の随所に登場させるとか。作品に登場させたことのある花ならキンモクセイがあるけれど、キンモクセイをモチーフにした物というのは、ちょっと見つかりそうにないから不採用。すずらんなら、ティーカップくらいは見つかるでしょう。

そんなふうに、文豪の真似をして自分のモチーフを考えるのは、楽しかった。

館内の展示品やショップで売られていた、鏡花の作品を現代的に描いた絵本、絵葉書が印象的だった。絵本は重いから、絵葉書とファイルを買って、記念館を後にした。

文学作品よりは経済だとか勉強関連の新書、あるいは流行りの男性作家の本を好む恋人には、あまり面白くなかったかもしれない。金沢には室生犀星の記念館もあったけれど、私だってプロフィールを知っているくらいで愛好家というわけでもなかったから、立ち寄らなかった。

その後は、記念館から近江町市場まで、雨のなかをのんびりと歩いていった。途中、骨董品店や蓄音機の博物館を覗いたり、街の風景を写真に撮ったりした。

雨の日の金沢は、静かだった。

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by white12211122 | 2015-09-13 16:10 | お出かけ | Comments(0)
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カーテンが小気味良い音をたてて左右に開かれる。そのあと、まだまどろみのなかを漂う私に、雨の匂いが届いた。

二日目は夜までずっと雨が降り続いていた。晴女というわけではないけれど、旅行先ではもう何年も雨を見ていなかっただけに、新鮮だった。

雨に濡れるのは嫌だけど、室内から雨音や湿気を感じるのは好きだ。

室内で出来ることをしようということになり、朝食は近江町市場でとったあと(この市場付近が私たちの旅の拠点になっていた)、金箔体験をすることになった。

秋らしいうさぎモチーフの和小物が欲しいと思っていたところだった。

私は小皿を、彼はお箸を選んで、親切な店員さんの指導のもと、金箔体験が始まった。繊細な作業だったけれど難しくはない。

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小皿を前に、少し悩む。うさぎがお月見をしているような図柄がいい。だけど、渋すぎるものよりも、少しはポップな要素が欲しい。そこで、月をハートの形にしてみた。金沢の文字は筆記体で。

作業時間は三十分ほどだっただろうか。互いの作業を見守ったり、写真に撮ったり。最後はお店の方に作品と一緒に写真を撮ってもらい、祖母へのお土産物を買って、店を後にした。

うさぎのお月見小皿。旅の記念が、また増えた。

秋を先取り!&「小さい秋」、見つけた!
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by white12211122 | 2015-09-12 07:00 | お出かけ | Comments(0)
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東茶屋の近くでバスを降り、鏡花通りを行く。主計町茶屋街から浅野川大橋を渡ると、京都とも鎌倉とも違う、日本情緒あふれる東茶屋街が現れる。

京都が公家文化なら、金沢は武家の文化。都市構造で言えば、隋・唐を模した碁盤目状の都市と、城を中心とした同心円構造の都市。

金沢を小京都と呼ぶ人もいるけれど、金沢は京都とは全く違う街だ。文化も、都市構造も、そこに流れる空気や匂いも。都市構造的には江戸と似ているけれど、小江戸と一言で終わらせてしまうのももったいない。都市のなかに残った江戸文化が、金沢独特の日本文化として、今も発展し続けているのだから。

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犀川と浅野川のことを、人はオオカワと呼ぶらしい。河の外側はカワムコウ。民俗学的には、異界との境界にあたる場所だ。だから、橋に関する伝承が多く残されている。

ぼんやりと橋の真ん中で遠くを見ていたときは、もちろんそんな学問的なことは考えずに、綺麗な水だなあ、いい写真が撮れそうだなあ、としか考えなかった。見知らぬ土地の橋の上から眺める景色は、観光から少し離れて、日常生活に入り込んだ風景のような気がする。

橋の上でしばらく休憩して、東茶屋の喫茶店に入ることにした。

東茶屋のメインストリートを歩く少し前から、急にお腹が痛くなった。朝早くに飛行機で東京から金沢までやってきて(話題の東北新幹線を使わなかったのは、飛行機のほうが宿付きで六万円ほど安かったからだ)、足も疲れ始めていた。

それでも、喫茶店に入るとなれば、やっぱり金沢的な情緒あふれる店で、出来れば和菓子を食べたい。食に興味はないくせに、腹痛よりもその欲を優先したのは、単に和菓子は好きだからというだけでなく、喫茶店やカフェの空間を重視しているからだ。

見知らぬ土地の喫茶店に入る貴重な機会。有名店でもいいし、地元の人が集う隠れ家的な喫茶店でもいい。その地域の雰囲気とこだわりを感じられるような空間に行けば、そこでお茶をするだけで旅の思い出になる。

東茶屋街のメインストリートの中腹あたりで、ある格子戸造りの喫茶店ーー「茶房 素心」を見つけて、並ぶこと十分。抹茶と上生菓子のセットをいただいた。

彼は季節の花、私のところにきたのは、水色にオレンジのラインが入った風変わりな卵形もので、車や新幹線といった乗り物に興味のない私は、それが何なのか、言われるまで気がつかなかった。

北陸新幹線を記念した、新幹線の和菓子じゃないかな。

E7なるものを、和菓子で作ったらしい。しっとりと控えめな甘さが美味しかった。



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by white12211122 | 2015-09-12 06:32 | お出かけ | Comments(0)
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日本三名園の一つ、兼六園。金沢21世紀美術館から歩いて、この日本庭園を訪れた。

周囲は外国人観光客で賑わっていた。夏休みシーズンが終わった次の週末だったから、もしかしたら日本人観光客よりも多かったかもしれない。こういう光景を見ると、日本も開かれた島国になったんだな、と実感する。

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こうやって池の周辺をぐるぐる歩き回るスタイルを、池泉回遊式庭園と言うらしい。秋に来れば紅葉が色鮮やかだっただろうし、冬には雪景色を美しいと思うだろう。夏はなんだろう、と曇り空の下で考えてみた。その時、自分が木々よりも水面ばかり見ていたことに気づいた。

水面に木々が、雲が映っている。

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草木に縁取られた自然の鏡。天気は快晴とはいかなかったけれど、夏らしい涼やかな風景だった。ここに住んでいたら、何度も訪れて、季節ごとの風景を確かめたくなったかもしれない。

遠すぎて、残りの季節全てを確認することはできないけれど(一度旅したところには行きたがらない習性もあって)ーー私のなかで、兼六園は夏の終わりの景色として印象づけられた。

早歩きなので、ちゃんと見ていなかったんじゃないか、と言われたけれど、そんなことはない。



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by white12211122 | 2015-09-11 19:00 | お出かけ | Comments(0)
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加賀百万石の城下町、金沢。伝統芸能に風情ある日本家屋ーー。

そんなイメージを持って、金沢駅に降り立った。埼玉県の川越のような場所だと思ったら、雨傘をイメージしたガラスのドーム、もてなしドームに、鳥居を思わせる赤い鼓門が目に飛び込んできた。

アメリカの旅行雑誌のウェブで、「世界で最も美しい駅十四選」に選ばれた金沢駅は、周辺には商業施設がそろっていて、江戸情緒など忘れたかのような現代的な香りが漂っている。

予想以上に栄えているね、なんて言いながら、まずは予約していた駅近くのホテルに直行して、荷物を置いた。

バスの一日券を買って、金沢散策が始まった。二泊三日の金沢旅行。五年目になる付き合いを祝う、五回目の旅行だ。

最初に向かったのが近江町市場。新鮮な海鮮丼を食べて、まずは腹ごしらえ完了。バスに乗って、今度は金沢21世紀美術館を目指した。

現代美術にはあまり興味がないけれど、「スイミング・プール」だけは一目見た時から、絶対に写真におさめたいと思っていた。

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上から見下ろしても、下から見上げても、不思議な光景だった。

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幻想的な水の光景。ありそうでない、奇抜な作品。夢中になってデジカメを構えた。

水面を下から眺める不思議。光が揺れている。

画面に気をとられていたせいで、思い切り頭を天井にぶつけてしまったけれど、それだけ魅力的だった、ということにしておこう。

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by white12211122 | 2015-09-10 23:12 | お出かけ | Comments(0)

万博記念公園のひまわり

2015年夏!私の花火写真&お気に入りの夏ショット!
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レポートを書くため、万博記念公園にある国立民族学博物館に行ってきました。

すると、その途中にひまわり畑を発見。

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太陽の塔を見たせいか、ひまわりにも一つ一つ表情があるように思えてきました。

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空を見上げているだとか、うつむいているだとか。

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寄り添っているだとか。

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ひまわりにも色々種類があって、それぞれの持つ微妙に異なる「黄色」がとても綺麗でした。

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こそっ、と木々の合間から顔を出した太陽の塔。

芸術は爆発です。

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太陽の塔のガチャポンがあったので、ついついお目当てが出るまでやってしまいました。

太陽の塔ではなくオジサンが当たった時はイラッとしましたが。岡本太郎だと気づいてほんわか。

コップの淵に乗せられるので、家に帰ってやってみました。水を飲む気がなくなります。すごくシュールでした。

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by white12211122 | 2015-08-11 20:45 | お出かけ | Comments(0)
2015年夏!私の花火写真&お気に入りの夏ショット!
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二年ほど前に出きた複合商業施設、あべのハルカスの展望台に行ってきました。大勢来ていたので三十分ほど並びましたが、夏休みの日曜日だったことを考えると、割りと穴場かもしれません。

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感想としては、スカイツリーよりも良かったです。スカイツリーは白塗りの壁に「囲まれている」感覚ですが、ハルカスのほうはガラス張りだったので開放感がありました。

よくあるガラス床も、四方がガラスなので足がすくみました。あれは本当に怖い。


東は奈良。晴天のおかげで、奈良と大阪の間にそびえる生駒山まではっきりと見えました。

北は京都方面で、四天王寺、大阪城の先には比叡山が。北西には天王寺動物園、通天閣、道頓堀、伊丹空港。

西の神戸方面には海遊館で有名な天保山、ユニバーサルスタジオ、明石海峡大橋に淡路島。

南の和歌山方面には百舌鳥古墳群。

普段は感じない、隣接の県との繋がりを感じました。

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天上回廊の下、屋外広場の天空庭園にはビアガーデン。遠くまで見渡せる眺望に、白いパラソル。

展望台は冬の景色が一番好きなのですが、夏は夏で明るい風景を楽しめました。

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by white12211122 | 2015-08-11 15:00 | お出かけ | Comments(0)
2015年夏!私の花火写真&お気に入りの夏ショット!
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あっという間の二泊三日でした。ホテルの温泉には五回も入って、海鮮やお寿司、しろくまなどの食も満喫して、至れり尽くせり。短い間に二つの美術館と一つの展覧会に行けたのもいい思い出。もちろん、島津藩の家老だったというご先祖様のお墓参りも出来て、やりたかったことは全てコンプリート。

帰りのバスで満ち足りた気分にーーはならず、バスの窓から見える緑豊かな景色と雲にはしゃいで、空港に着くまでの四十分間、ずっとカメラを構えていました。スピードモードを覚えたので、流れる風景も割りと上手く捉えられました。

これが、鹿児島の夏の空。

離れていく桜島に、少ししんみり。

次は種子島や屋久島といった、周辺の島にも上陸したいと思います。

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by white12211122 | 2015-08-10 23:45 | お出かけ | Comments(0)
2015年夏!私の花火写真&お気に入りの夏ショット!
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二日目のハイライトである水族館では、残念ながらお目当てのジンベイザメには会えませんでした。少し前に亡くなっていたようです。あの大きなサメが悠々と泳いでいる姿を撮りたかっのだけど。水槽もなんだか寂しく見えました。

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ただ、ちょうど十二時に着いたので、すぐにイルカショーが見られました。イルカって本当に賢くて可愛い。なんとなく表情があるので、何を考えているのか、間近でじっと見つめたくなります。

小学生の頃、和歌山でイルカに乗って泳いでもらったのを今でもよく覚えています。柔らかいぬいぐるみのイメージしかなかったため、ゴムのような感触にびっくりしたのと、背ビレをつかんだら可哀想だと思って背に乗るのをためらっていると、イルカが水中にもぐって、下から私を乗せてくれたんです。

親子イルカとおおはしゃぎの子どもたちにすっかり癒されました。

お次はアザラシ。
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水槽の前でカメラを構えていると、興味を持って近寄ってきました。からかうかのような上目遣いで、すっと目の前を泳いでいく。買ったばかりの一眼レフスピードモードでも追いきれず、父と二人して水槽の前にへばりつき、他の親子が来るまで悔しがりながら連写していました。一眼レフデビュー戦に、動く被写体は難易度が高過ぎました。

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巨大ピラクルの水槽に驚き、サメに触れて鮫肌を体感し、お土産に木製のイルカにブックマーカーを買って、水族館探索は終了。

その後、泊まっている城山観光ホテルで両親と祖母がマッサージ、私は人生初のエステを受けさせてもらい、まったりと過ごしました。

いつも弾丸コースなので、たまにはこんなまったり旅行もいいものです。
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by white12211122 | 2015-08-10 18:30 | お出かけ | Comments(0)