auf der Reise~旅の空~

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作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。

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カテゴリ:小説 プロの作家を目指して( 13 )


もらった『ナルニア物語』には、ほのぼのとした友情やお茶会がない代わりに、西洋ファンタジーの冒険の世界が広がっていた。

少々小難しい言い回しも気に入った。

日常からは想像もつかない剣と魔法の世界。

自分もいつかこんなドキドキするような物語を書きたいと強く思った。

絶対に作家になってみせる。

小学校四年生にして、「小説を書くためだけに生きる」と周囲に豪語するようになっていた。

本を読むようになったので、塾での国語の成績は爆発的に伸びたが、その代わり得意だった算数は一気に興味のないものへと変わり、成績も最悪の落ち方をした。

しかし興味のないものは、今でもそうだが、全く頭に入ってこないし、そもそも理解しようという気が起こらないのだから、まあ仕方がない。

作家になるには、まずは原稿用紙とペンが必要だ。

母に作家グッズを要求すると、塾の帰り道、近所の文房具やさんに寄ってくれた。

母は読書家ではなかったが、子どもは読書家にしようと思ったようで、小さい頃は毎晩絵本の読み聞かせをしてくれていた。

工藤直子さんの本がなければ作家になりたいと思ったかわからない、と書いたが、地盤は母が作ってくれていたのである。

話は逸れるが、私の母というのが、子どもの思いつきを面白がって付き合ってくれる人で、作曲家になるんだと鍵盤ハーモニカをでたらめに吹いていたり、画家になるんだと絵を描いていたりすると、「先生、お茶はどうですか」とか言って、ミルクティーとお菓子を持ってきてくれるのだった。

本は連鎖のように、私に人との出会いをもたらしてくれた。

連鎖が次にもたらしてくれたのが、その文房具やさんのおばあさんだった。




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by white12211122 | 2014-11-18 01:26 | 小説 プロの作家を目指して | Comments(0)


小学校三年生の時に、幼馴染みのお母さんから、誕生日に本をもらった。

開いてみると詩がずらっと並んでいる。

興味を失った私は、それから約一年ほど、その本を手にとってみることさえしなかった。

そろそろホコリを被るんじゃないかという頃に、とてつもなく暇な日があって、なんとなくその本を開いてみた。

詩の良さにはまだ目覚めていなかったけれど、我慢して読み続けていると、ふいに物語が始まった。

夜空には銀の粉のように星が散りばめられ、暗く静かなビロードのような海には一頭のイルカがいる。

そのたった二ページに、夜の海という、実際には見たことも想像すらしたこともなかった世界が広がっていて、頭の中がイメージであふれた。

文字が脳内に描き出すイメージというものに、とりこになった瞬間だった。

工藤直子さんの『ともだちは海のにおい』の冒頭部分だ。

この本と出会わなければ、作家になりたいと思うようにはならなかったかもしれない。

それほど、小学校四年生の私にとって衝撃的な出会いだった。

コドクを好むけれど、寂しいくらい静かな夜には誰かとお茶を飲みたくなるイルカが、同じように、誰かとビールを飲みたくなるクジラと出会う。

彼らのような友情に憧れて、自分もこんな友達が欲しいと思った。

読み終わってしまうと、物語が終わってしまうのが寂しいと感じた。

幸い、続編ではないが兄弟編といった形の作品『ともだちは緑のにおい』が発売されていたので、すぐに母に頼んで買ってもらった。

今度はライオンとカタツムリとロバの三人組?だった。

こちらも文句なしに面白かったが、これもすぐに読み終えてしまった。

さすがにもう続編はない。

もっと読みたい。

だけどないから、そうだ自分で創ってしまおう。

自分がだいじにしているぬいぐるみたちの物語を創ったらーー。

ドキドキするような思いつきだった。

結局それは思いつきだけで終わったが、代わりに私はくまとうさぎがひたすらのんびりと森でお茶をしたり遊んだりしている話を書き続けた。

それから、私は色んな話を読むようになった。

それを、当時通っていた塾の事務員の男性、おそらくアルバイトの大学生さんに言うと、次の週に、自分はもう読まないからと、一冊の本をくれた。

それが、c.s.ルイスの『ナルニア物語』だった。




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by white12211122 | 2014-11-18 01:25 | 小説 プロの作家を目指して | Comments(0)

普段、Eエブリスタというサイトで「千歳」という名前でファンタジー小説を書いています。

先月結果発表があったスマホ大賞、4部門合計で9500人の中から80人くらいが最終選考に残ったようです。

私もエンタメ部門で最終に残ったのですが、残念ながら受賞には至りませんでした…

受賞された方の作品をいくつか読んでみると、ミステリーや刑事ものが多く、リアリティーのある作品が多いような気がしました。

ファンタジーだから、って言っても、そこは手を抜いちゃいけないなーと、終わってから自分に足りないものが見えてきました。

次は…C★NOVELS大賞に応募したいと思います。今月末締切に間に合えば(^-^;

あ、今日院試が終わったので、早速Amazonから届いたのを読んでいます。

たれぱんだ癒される~


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by white12211122 | 2014-09-21 02:57 | 小説 プロの作家を目指して | Comments(0)