auf der Reise~旅の空~

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作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。テニスを辞めてジム通い始めました。就職決まったので次は修論です。

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<   2014年 10月 ( 21 )   > この月の画像一覧


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森に囲まれた学生街に、フライブルクを一望できるレストランがある。

ネットでそのレストランの存在を知った私は、授業後、この山に登った。

自然に囲まれた街では、簡単に自然の中へと溶け込んでいける。


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洞穴のような通路を抜けて、エレベーターに乗り込む。

すると、扉があいた瞬間、そこはもうレストランの中である。

ヨーロッパでは普通、一人でレストランに入る人は少ない。

東洋人であるからか、それとも一人でレストランにやってきた観光客を珍しがったのか、あるいは両方か、店内にいた一組の客がこちらをちらちらと見ていたが、こちらはケーキの写真を撮ることで頭がいっぱいだった。


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紅茶は「Tee mit Ram」を頼むと、アルコールが入っていた。

昼間から古城跡のレストランで、ケーキにアルコール入り紅茶とは、随分優雅な留学生である。

こんな写真ばかり撮っていては、遊びまわっているように見えるんじゃないか、と思いつつ、ケーキをほおばる。

途中で店員の女性が来て、蝋燭をつけてくれた。

レストランを出たあとは、さらに上を目指して山を登った。

ベンチに座って本を読む人。

家族でピクニックをする人。

手を繋いで山登りをするカップル。

ここでは誰も、早歩きなんてしない。

ここに来てようやく、私の歩調も、ゆったりとしたものに変わりつつあった。






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by white12211122 | 2014-10-31 14:01 | ドイツ留学の思い出 | Comments(0)

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語学学校が休みの土曜日に、フライブルクの旧市街地を散策してみた。

普段通る道とはまた雰囲気が異なり、入り組んだ路地にアンティークなどのインテリアを中心とした店、古本屋、ユニークな専門店が集まっている様子は、どこか別の空間にひょいと顔を出したような気分にさせられる。


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街のランドマークの一つであるシュヴァーヴェン門は、私が留学していたあいだ、ずっと工事中で、完成した姿は見られなかった。

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by white12211122 | 2014-10-31 13:21 | ドイツ留学の思い出 | Comments(0)

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「今は新摘みのワインの季節だよ」

と教えてくれた友人と一緒に、大聖堂前のマーケット(マルクト)を訪れた。

新摘みのワインがワインに発酵する前の、アルコール分のほとんどないジュースのような状態を、フライブルクでは「Neuer Suesser(ノイヤーズーサー)」という。「新しい甘さ」が直訳になるだろうか。この呼び名は地方によって変わるため、言語地理学の勉強としても面白い。

味は甘さ控えめのブドウジュースのようで、赤白両方ある。

私はどちらかと言うと赤ワインのほうが好きだった。
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この時期に同じくマーケットに現れるのが、玉ねぎケーキ。

玉ねぎケーキというとあまり美味しそうに聞こえないが、キッシュのようなものと言えば伝わるだろう。
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このノイヤーズーサーは置いておくと、アルコール度数が増して、最後にはワインになる。

度数は11度くらいまで上がるので、数本買って、飲み比べをしてみるのも楽しいかもしれない。

帰り道、途中の駅で小さな市場を発見した。

そこでは瓶でノイヤーズーサーを販売しており、一本150円程度という安さだったので、赤と白をそれぞれ数本ずつ持って帰った。

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二日に分けて買ったため、家に五本のノイヤーズーサーがそろった。

このご機嫌を誰かにもおすそわけ、と思って、一緒に行った友人に一本プレゼントしてみたら、とても喜んでもらえた。

彼女がそれを自分の住む寮の人にもおすそわけしたところ、お返しにお菓子をもらったらしい。

その後日談を聞いて、こちらもほのぼのとした気分にさせてもらった。





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by white12211122 | 2014-10-31 12:43 | ドイツ留学の思い出 | Comments(0)



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フライブルクで人気上位を争う老舗が、このKAFFEE AKADEMIE。

全席立ち飲みで、一人でゆっくりするには向いていないが、友人と談笑する分には困らない。

メレンゲケーキの他に、後日友人と来た時はレモンケーキも食べたが、どちらも「ザ・ドイツケーキ」というような、甘党向けのケーキだった。
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こちらはカフェ Schmidt(シュミット)。

レトロな内装で程よくくつろげる。

フルーツケーキにココアを注文すると、溢れんばかりのココアがやってきた。

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日本人にはこちらのほんのりと甘いケーキのほうが好みかもしれない。


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旧市街地のカフェ、ARTSTADT CAFE(アルトシュタット・カフェ)。

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このクッキーのようなケーキは、さくさくふわふわしたマルコポーロのような味で、意外にお腹がふくれる。

ここで印象的だったのが、店員の、優しくて気さくなおじいさんだった。

そして、そんな彼の作り出す雰囲気のためか、それとも南ドイツの人びとの気質なのか、全体的にリラックスした空気が流れていた。

例えば、砂糖がないわね、と店員を呼ぼうとしている客に、他のテーブルの客がこれを使いなよ、と差し出したり、店員が間違えて違うケーキを持ってきても、そこから愉快そうに笑い合って、談笑が始まったり――。

ひまわりをモチーフにした、黄色く彩られた店内で、南ドイツの暖かさに触れた一コマだった。




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by white12211122 | 2014-10-31 12:08 | ドイツ留学の思い出 | Comments(0)

ドイツ留学 ~歯医者~

留学から一ヶ月も経たないうちに、奥歯の詰め物が取れた。

日本で、新人歯科医のミスで神経を取られた恨みは、まだ記憶に新しい。

仕方がないので、買ったばかりの10ユーロプリペイド携帯で、予約の電話をかけてみた。

おもちゃのような小さな携帯から、早口で聞き取れないドイツ語が流れてくる。

名前も聞かれなかったし、予約は失敗。

肩を落とし、かろうじて聞き取れた「月曜、朝8時から」を頼りに、怯えながら近所の大学病院に行った。

実は大学病院では予約はいらず、もっと言えば、詰め物が取れたくらいで来るような所ではなかった。

しかし、オロオロする日本人学生が実年齢より幼く見えたからなのか、とても丁寧に優しく治療してもらえた。

最初の記入事項には手こずったが、特に嫌な思いもせず、終えることができた……と、この時は思っていた。

保険、銀行の開設、そしてーードイツでの抜歯。

これらの憂き目に遭うのは、もっと先ーー5か月後の話である。

留学では大きな怪我もなく、風邪もひかなかったが、歯だけは免れなかった。



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by white12211122 | 2014-10-27 18:22 | ドイツ留学の思い出 | Comments(0)


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10月(Oktober/オクトーバー)といえば、最近は日本でも開催されるようになったオクトーバーフェストがある。

私はあまりビールが好きではないので、ミュンヘンに一緒に行かないか!と寮の友達に誘われたものの、フライブルクからバスで五時間もかかるし、人が多いしで断っていた。

ちなみに、ミュンヘン市民の人たちは、あまりオクトーバーフェストを快く思っていないらしい。

たいてい来るのは観光客で、酔っ払い続出な上に、ここぞとばかりにスリ師たちが仕事をするのだ。

そんな話を聞いていたこともあって、週末はゆっくりするつもりだった。

と、金曜日に語学学校の掲示板を見ると、「フライブルクでオクトーバーフェストをやるよ!」と書いてあった。

市民会館で開催する、こじんまりとしたオクトーバーフェスト。

こちらのほうが自分には合っていると思い、語学学校の引率で、Paarallee(パールアレー、die Alleは並木道)にやってきた。

いつも通学の時に路面電車で通り過ぎる場所を、少し奥まで行ってみると、広大な湖が広がっていた。


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日本家屋に、水色のえんぴつのオブジェ。

ちぐはぐなのに、妙に味がある。




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市民会館の前では陽気なおじさんが音楽とともに迎えてくれた。

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壇上では、定期的にゲームが行われていたが、ビールの巨大ジョッキを――両手を伸ばして何分我慢できるかという、非常に健康的なものだった。

幼稚園の頃から、こういう壇上に出て、大勢の人の前で何かをするのが好きだった。

小学校の学級代表で運動会のスピーチをしたり、研修先のオーストラリアの姉妹校で挨拶のスピーチをしたり。

この時もやはりうずうずして、一緒にいたスイス人の友人たちに一緒にやらないか、と声をかけたが一様に断られたので、一人で壇上に近づいていった。

「私も参加していい?」

「いいよ! 君、名前は?」

「Y×××××!」

「Ok,Yーーーーー!!」

という具合に、司会者が、マイクの電源を入れたまま叫んだので、会館中に私の名前が響き渡り、ノリのいい観客の「ヒュー!」という口笛、歓声が後に続いた。

こうなればもうハイの状態である。

ところで何のゲームかも確認せずに壇上にあがったので、巨大な丸太と出刃包丁も及ばない巨大ノコギリを見て、冷静に恐怖を感じた。

こういうところは本当に、何年経っても子どものままだ。

ゲームの内容は、一分以内に丸太を切り落とせるか、というゲームだった。

幸い、トップバッターの少年二人がノコギリの取っ手を破壊してしまったので、私はゲーム自体はやらずに、ただ壇上に上がっただけで、参加賞のお菓子を頂いて帰ってきた。

もらったお菓子は、友人たちと美味しく頂いた。

最後は陽気な音楽と共に汽車ぽっぽをして、オクトーバーフェストは終わった。

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by white12211122 | 2014-10-27 14:18 | ドイツ留学の思い出 | Comments(0)


2013年10月5日。この日、フライブルクはMegasamstagだった(Megaが超、最~という意味で、Samstagは土曜日。とりあえず和訳では最高の土曜日、としておく)。

普段は10時までには大半の店が閉まるのだが、このメガザムスタークの日だけは夜12時まで空いている。

日本のコンビニやファミレスに慣れていると何も思わないが、日曜はほぼ全ての店が休み、平日でも夜までやっている店はほとんどないとなると、とてもありがたく感じる土曜日なのだ。

日本人のMさんにこの土曜日のことを教えてもらい、夕方遅くから、ピアノの練習帰りの彼女と落ち合って、旧市街地で買い物をすることになった。


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街は大いに賑わい、まるで祭りのような雰囲気である。

百貨店(Kauhaus/カウハウス)で、ロゼワインの試飲販売を見つけて、久しぶりに飲んでみることにした。

もう新摘みのワインが出回っていたのだ。

ところが、「ロゼ」のRの発音がうまく店員に伝わらない。

ドイツ語ではRもLもエルと発音するのだが、Rは少し巻き舌気味に、完全には巻かず、舌が上あごをかするように、かすれた声で――というように、外国人にとって、おそらく最も難しい発音で、この時はいくら言っても通じなかった。

幸い隣にいたご婦人には聞き取れていたようで、私の代わりに注文してくださった。

「ありがとうございます!」

嬉しくなった私は、記念に一枚撮りませんかとお願いした。

日本でならまずやらないが、ここはドイツだ。

ご婦人はにっこり笑って快く了承。

二人ともロゼを掲げて、Mさんにツーショット写真を撮ってもらった。

二度と会わない人との、一瞬の交差。

私はこういう写真も好きなのだ。


その後旧市街地を散策していると、小さなアンティークショップを見つけた。

店はもう閉まっていたが、ライトアップされたショーウィンドウは、どこか幻想的に見えた。

Megasamstagの締めくくりにはうってつけの。



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by white12211122 | 2014-10-27 13:36 | ドイツ留学の思い出 | Comments(0)

ドイツ留学~日独協会~



語学学校の掲示板に、自己紹介とメールアドレスを書いた紙を張り出した。私もそろそろ、タンデムというものをやろうという気になったのである。

タンデムとは、互いの母国語を教えあう勉強上のパートナーのことだ。

語学学校のいいところは、日本人率が10%以下で、ヨーロッパを中心に様々な国籍の生徒が集まる点だが、それはドイツ人とは知り合いにくいという欠点でもある。

十月のはじめ、私の初めてのタンデムパートナーになったのは三十半ばのドイツ人男性だった。その人は日本人にドイツ語を教えているという教師で、とても丁寧にドイツ語を教えてくれた。

彼は三週間だけフライブルクにいて、その後はシュトゥットガルトに行くことになっていたから、タンデムはたったの三回だったが、ずいぶんと実用ドイツ語を教えてもらったように思う。

その彼が――名前はもう忘れてしまった――日独協会の集まりというものを教えてくれた。

一ヶ月に一回の会合。

私は同じ語学学校の日本人Mさんを誘って、ある日の夕方、その会へと出かけていった。

会合は中華料理店で、行ってみると、すでに会長と副会長がそろっていた。

二人は夫婦で、会長が日本人女性、副会長がドイツ人男性だった。

会話が進むうちに、会長とMさんからは「日本は窮屈だったでしょう」「こっちに永住したら?」と言われるようになった。

確かに、ドイツに来てから、日本にいる以上にのびのびと生活しているという自覚はある。

ドイツに移住――。

幸せになれそうだとは思ったが、さほど悩まなかった。

「ここは楽園だから、帰る場所は日本なんです」、と私は答えた。

この日以降、多くの人に似たようなことを言われるようになるのだが――そのたびに、私はこの言葉を繰り返すことになるのである。


お二人に色々と話を聞き、会合が始まって少し経った頃、背の高いドイツ人男性がやってきた。

190センチはありそうな、神経質そうな表情の男性は、私の卒論のテーマである中世に詳しいばかりか、鍛冶屋を営んでいるという。

まだ自分の卒論について説明できるほどドイツ語が上達していなかったので、会長さんに通訳をしてもらいながら、中世のことを話した。

「君がもっとドイツ語を話せるようになったら、うちにおいで。もっと中世のことについて教えてあげよう」

男性は私にそう言ってくれた。

結果から言うと、私がこの会合に再び顔を出すことはなかった。

だから、ドイツ人男性と再び中世について語ることもなかったのだが、この時の「君のドイツ語が上達したら」という言葉は、私のモチベーションを大いに上げたのだった。

継続するかは気分次第でもいい。

いつもと違う場所に足を運ぶ楽しみを覚えれば、後は偶然が、きっと何かを連れてきてくれるだろう。



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by white12211122 | 2014-10-27 04:09 | ドイツ留学の思い出 | Comments(0)
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数年ほど前から、紅茶の味がわかるようになりたいと、専門店で茶葉を買うようになりました。

学校の近くにある専門店はティーカップ一杯分テイスティングさせてくれるので、ゆっくりと選べますし、茶葉の新地開拓もできます。

ただ、普段なかなか自宅で紅茶を淹れてゆっくり……ということをやらないため、画像のように茶葉がたまってしまいました。

これからはローテーションで楽しんでいこうと思います。

私の一番のお気に入りは、オリエンタルバニラブレンド。

バニラビーンズとココナッツの甘い香りがする紅茶です。

それから、アッサムセカンドフラッシュにルフナ。

味の違いがわかるようになったら、今度は誰かに美味しい紅茶を淹れてあげられるようになりたいです。

紅茶って、奥が深い。



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by white12211122 | 2014-10-27 02:31 | お気に入りの××× | Comments(0)

ドイツ留学~日記抜粋~

2013年
9月23日(月)

『帰りにスーパーに寄ったら、教材を買ってお金がないのを忘れていて、1€足りなかった。一つ商品を戻します、と言いたかったけど、どういう表現を使っていいかわからなくて困っていると、後ろに並んでいたおばあさんが払ってくれた。つたないドイツ語ではお礼を言うのが精一杯。いいのよ、と言ってくれたけど、語学がもっとできたらなあ』


9月25日(水)

『今日は先生が授業中にお菓子を配りだして驚いた。しかも、すごく美味しい! アプリコットのマドレーヌだった。先生が持ってきた食虫花は怖かった。スーラがリンゴを丸かじりしながら授業を受けていて驚いた。毎日が刺激的で楽しい』


9月26日(木)

『VANカード25という、長距離移動が25%オフになるカードを中央駅で買った。それから、ブッキング・コムという宿泊サイトを教えてもらった。夜、ガイドブックを見て、初めての一人旅はローテンブルクにすることにした。卒論の資料になりそうな、興味深い博物館がたくさんある。せっかくだからクリスマス・マーケットの時期に行くことにして、十二月半ばの土日に一人旅を決行。早速宿を予約した』


9月27日(金)

『市内散策。店員さんが電話しながらレジ仕事をしていて面白かった。この適当さはいいと思う』



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変なオブジェその2。木よりも大きい。


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by white12211122 | 2014-10-23 22:24 | ドイツ留学の思い出 | Comments(0)