auf der Reise~旅の空~

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作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。テニスを辞めてジム通い始めました。就職決まったので次は修論です。

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小学校から高校卒業まで大阪に住んでいましたが、その間、大阪を散策しようと思ったことはほとんどありませんでした。谷町六丁目から阿倍野までの数駅間が私の生活の全てで、それ以外にはあまり興味がなかったのです。もっと色々見てみたいと思ったのは、東京に戻った後でした。

いつか、大阪を舞台に小説を書けたら。そんなことを二年ほど前から考えるようになりました。京都ほど優美ではないけれど、神社仏閣、伝承もないわけではないし、大阪に住んでいた十年をなんとか小説に生かしたい。

そんなふうに思うのは、大阪にいた頃にもっと色々と何かできたのではないか、なんて、後悔しているからかもしれません。

小説の舞台にするからには、直接使うわけではなくても、色んなことを知っておきたいと思います。年末で今回はあまり時間もありませんでしたから、ある一日に、ふらっと中之島のほうへ足を向けました。ふと、中之島図書館に、日本画家だった曾祖父の絵が保管されているという話を思い出したのです。図書館なら、年末も空いています。

冬の晴れた日の、中之島散歩。気持ちよく歩いていましたが、ほとんど来たことのない場所ですから、懐かしさはありません。

中之島がガイドブックで紹介されるようになったのは、ここ数年のことでしょう。ビジネス街で、中之島図書館や国立国際美術館といった文化施設や西洋建築の大阪市中央公会堂など、文化的な雰囲気は漂っていますが、私が暮らしていた頃はまだそこまで開発されていなかったように思います。

開発途中の場所。十年前から刻一刻と変わる大阪の風景に、私はそんな印象を抱きます。まだまだ変わる場所。それがいいかどうかもまだわからない、不思議な空間です。

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中之島図書館で話を聞いてみると、現在曾祖父の絵は展示をしていないとのことでした。ただ、さすがにその日には無理でしたが、次回私が長期休暇中に大阪へ来ることがあれば、特別にお見せしましょう、と言っていただけました。

なんだ、やっぱりそこまで有名な画家じゃなかったんだ、と、てっきり図書館内に絵が飾られているのを想像していた私は少し肩透かしを食らった気分でしたが、なんだか自分のルーツを探る旅のようで、面白いと言えば面白い。

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その後は北浜まで歩いていきました。十年住んでいた土地の、知らない場所を歩く旅は、まだ始まったばかりです。



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by white12211122 | 2016-03-14 03:17 | お出かけ | Comments(0)

久しぶりに、ドイツ留学の思い出話を。


留学での印象的な出来事や場所について聞かれると、何から話していいかわからなくなる。

二十二歳で訪れた初めてのヨーロッパは見るもの全てが目新しくて、あれから二年も経ったのが信じられないほど、今でも細かなことを鮮明に覚えている。

その一方で、ドイツ留学を思い出すとき、必ず思い浮かべるフライブルクのマルティン門は南らしい陽の光のなかで輝いていて、どこか浮世離れしている。白昼夢のように、曖昧にぼやけている。思い出が詰まっているのに、あるいは詰まりすぎていて、戸惑うのかもしれない。

ただ、印象的な夜は、と聞かれたなら(そんな質問はされないだろうけれど)、寮の部屋で一人過ごしていた〈あの夜〉を、きっと一番に思い出す。

特別な夜ではなかった。留学も半ばを過ぎた、たぶん、二月の夜。私はノートパソコンでポルノグラフィティの「夜はお静かに」を聴いていた。

ホームシックには全くかからなかったけれど、「異国に一人でいる」ことは常に意識の片隅にあった。それはいつもなら一人で青空の下を歩いている時なんかに多かった。

その夜のことがなぜそんなに印象深かったのかはわからない。そろそろ留学先での一人暮らしに慣れて、七か国ほど旅した後だったから、心に余裕ができていたのかもしれない。異国に一人きりでいる夜を堪能したい気分で、ダウンロードしたことすら忘れていた曲が、たまたましんみりするような雰囲気のものだったから、何度も何度も繰り返し聴いた。繰り返し聴きながら、日本でのことを遠い異国の出来事のように思い返していた。

ただそれだけのことなのに、妙に印象に残っている。

角田光代さんの『幾千の夜、昨日の月』というエッセイを読んでからは、余計に「夜」を意識するようになった。

いくつもある夜のなかから、印象に残った夜を一つだけ。

そんな特別な夜が、これからも増えるのだろうか。





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by white12211122 | 2016-03-10 01:18 | ドイツ留学の思い出 | Comments(0)

相模湖イルミネーション

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ずいぶん経ってしまいましたが、去年の十二月二十三日に、関東最大と謳われる「さがみ湖イルミリオン」を見に行ってきました。

夕方に恋人と西国分寺で待ち合わせをして、電車とバスを乗り継いで約一時間。

寒いし混んでいるだろうな、と思ったけれど、その頃の私は外出すら面倒くさがる干物女と化していたため、思い切って自分から提案したのでした。

やっぱり寒かったけれど、冬の温泉街ほどじゃありません。小雨が断続的に降り続いていましたが、屋内で体を温めながら、のんびりとイルミネーションを眺めていました。

関東最大というだけあって、どこを見ても光の海。光の滝なんてものもあって、広大な土地に数えきれないくらいの光が輝いていました。

今まで見てきたイルミネーションのなかで、一番綺麗でした。いい写真が撮れて、大満足。

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なんとなく、クリスマスにはイルミネーションを見に行かなければならない、と勝手に思っています。

恋人に限ったことではなく、友達と見るのも好きです。クリスマスのあの特別な雰囲気のなかで、〈クリスマスらしいこと〉をするワクワク感が好きなのです。去年友達と見たイルミネーションも、特別な思い出になりました。そして、今回のイルミネーションも。

付き合いが四年半になって、旅行先での思い出も増えてきましたが、季節の思い出を作る〈努力〉って大事だなと思いました。

季節ごとの楽しみを誰かと共有するのは、心に余裕がなけてばできないこと。心に余裕を持つには、そういう風に持っていく努力が必要。なかなか難しいけれど、余裕って大事だなあと思う今日この頃です。
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by white12211122 | 2016-03-10 01:10 | お出かけ | Comments(0)

長らく放置していましたが、プチ旅行や小説(小説は主に挫折系ですが、ようやく笑って言えるようになりました笑)などなど、色々と書きたいことが溜まっているのでそろそろブログを再開させようと思います。

四月から就活も始まることですし、「挑戦ブログ」として始めたこのブログを再開するには、時期的にもちょうどいいいかもしれません。十二月まで遡ってしまいますが。

そして、どうでもいいことですが、やっぱり「ですます」で書きます。随筆っぽく書くのは無理でした。読み返してみると、偉そうな断定口調にしか思えなくて、書くのが億劫になってしまったんですよね。沢木耕太郎さんスタイルも捨てがたいのですが、男女の違いもありますから、角田光代さんみたいなフランクでスタイリッシュな文体で書けるようになりたいものです。


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by white12211122 | 2016-03-09 20:18 | Comments(0)