auf der Reise~旅の空~

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作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。

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ドイツ留学~スタムティッシュ~



語学学校も二週目に入ると、学校側が主催する定期イベントにも目を向けられるようになった。

週三回のイベントのうち、必ずやるのが「スタムティッシュ(Stammtisch)」。

これはドイツ語で会合とか集まりを意味する。つまり、「集まって話す会」ということ。

大体語学学校近くのカフェに集まって話すだけなので、料金は自分が飲んだぶんだけでいい。

掲示板にかかったイベント告知の紙と、それまでのイベントの写真を見ていた私は、かなり期待して行った。

ところが、集まったのは私を含めて、たったの三人だった。しかも、そのうちの一人は語学学校の事務員、今回の引率者だ。

まだドイツ語の会話にも全く自信がないうえに、相手はどう見ても自分より五歳~十歳は年上の男女だ。

別に言わなくてもいいのに、まだ来たばかりであまり話せないんだ、と弁解がましく、自己紹介の後に付け加えずにはいられなかった。

どうやら、参加した時期が悪かったらしい。

夏にはもっと多くの人が集まるらしいのだが、ちょうどこの9月末というのが、語学学校での卒業ラッシュだというのだ。

恐る恐る会話をしていると、男性がトルコ出身であること、二人の子持ちであることがわかった。

上の子はもう五歳になるという。

「じゃあ、あなたはいくつなの?」

「俺は二十歳だよ」

と、トルコ人男性。

語学学校の事務員さんは、

「私はルーマニア出身で、十九歳」

私が当時二十二歳。なんと、二人とも年上だった!

私が年齢を言うと、向こうも「え、年上?」と驚いたようだった。

日本人は若く見える、とかではなく、向こうのほうが年上に見えるのだ。

それにしても、二十歳で五歳の子持ちというのもすごいけれど、十九歳で異国で働いているのもすごいと思った。

別に学生であることを恥じたりはしない。

ただ、それが彼らの標準であったとしてもすごいと思う。

妙なカルチャーショックを受けつつも、自分も早く独り立ちしたい、と思った夜だった。




散歩途中で見つけたおもちゃ屋さん。
くまのぬいぐるみが本物のシャボン玉を吹いている。

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by white12211122 | 2014-10-23 19:21 | ドイツ留学の思い出 | Comments(0)