auf der Reise~旅の空~

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作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。

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10月の読書

2014年10月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:410ページ
ナイス数:19ナイス

ポプラの秋 (新潮文庫)ポプラの秋 (新潮文庫)感想
『夏の庭』、『西日の町』に続いて三作目。『夏の庭』に惹かれて作者書いした『西日の町』は前作が良すぎて、不完全燃焼な終わり方を不満に思いましたが、この作品は『夏の庭』に並ぶ良作でした。やはり作者と同性ということもあるでしょうが、幼い少女の心の機微がとても鋭く描写されていて、最後まできっちりと登場人物の内面を描ききっています。母と娘が亡き父にあてた手紙は胸に迫り、電車の中で泣きそうになるのをこらえながら読みました。
読了日:10月20日 著者:湯本香樹実
西日の町 (文春文庫)西日の町 (文春文庫)感想
終盤の描写が素晴らしい。一言で言えば、リアルでノスタルジック。視覚、嗅覚を用いた表現が印象に残る。ただ、前半は描写が独特すぎてあまり共感できるものでなく、物語全体を思い返すと、えっこれで終わり? と、人物の裏事情を匂わされただけで流されて、不完全燃焼に終わる。(弟云々の話はなんだったの?)。他の人も書いているように、『夏の庭』で作者買いするとより物足りなさを感じてしまう。
読了日:10月11日 著者:湯本香樹実

読書メーター

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by white12211122 | 2014-11-08 16:00 | 先月の読書 | Comments(0)