auf der Reise~旅の空~

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作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。

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ドイツ留学 ~ストラスブール1:旅の仲間~

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フライブルクから電車で一時間程の場所に、ストラスブールという世界遺産のある街がある。

ドイツから一番気軽に行けるおフランスということで、コルマールというもう一つの街と並んで、フライブルクからこのアルザス地方に出かける人は結構多い。

スイスのオペラに誘ってくれた音大生のSさん、最近学生寮で同じ階、語学学校でも同じクラスになった沖縄県出身のNさん、そして同じクラスのタジキスタン出身の女医グルノーザ(以下グルちゃん)という面白い組み合わせで、週末にストラスブールを訪れることになった。

このグルちゃんという女性は、私がドイツで出会った人というのはアジアもヨーロッパも関係なくみんな濃いキャラだったが、その中でも一、二を争う濃厚な存在感の持ち主である。

整った顔立ちの東洋ビューティーである彼女は、自分が美人であることを知っていた。

ある時、携帯のフォルダにタジキスタンの写真はないのかと尋ねると、私の顔写真しかないわよ、と言って見せてくれた。

背景も見えないほどのアップ写真が数十枚、本当にタジキスタンの写真は一つもなかった。

今でも覚えているのが、ハロウィンの時の名台詞だ。

仮装するの、と聞いたら、

「私は美しいから仮装なんてしないわ! ちょっとしたペイントくらいならするけどね」

と、きっぱりと言った。

心の中で自負する人は多いだろうが、ここまではっきりと断言できる人というのは多くないだろう。

「じゃあ君の写真を撮ろうかな」

と私が言うと、

「ええ、私もそのつもりよ。自分の顔写真をたくさん撮るの」

彼女は輝くように笑った。

今でも覚えている彼女の名言集の一つだ。

男性に関しては男友達の多いプレイガールで、それも決して軽い女という訳ではなく、彼女にお近づきになれる男はある程度洗練されていなければならなかった。

ある意味、正統派の「イイ女」と言えるかもしれない。

男性にとっては恐ろしい存在でもあったグルちゃんは、女同士の友情に篤い人だった。

この清々しさと明るい奔放さ、友情における誠実さが、彼女の魅力だった。

どんなことであれ、自分に関することで絶対的な自信を持っている人というのは嫌味もなく、輝いて見える。

買い物で待たされるのは困りものだが、私はそんなチャーミングな彼女が大好きだった。

音大生のSさんとはこのストラスブール、その
次のバーゼルでの秋祭り以降ほとんど連絡を取ることもなく、沖縄の女性Nちゃんとは一ヶ月ほど行動を共にし楽しい思い出を作ったが、こちらもやはり連絡を取るきっかけも共通点もないため、今では疎遠になっている。

しかし彼女もまた面白い人なので、後日別の記事で紹介したいと思う。

こうして、フライブルクから中間地点のオッフェンブルク、ストラスブールへの旅が始まった。



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by white12211122 | 2014-11-19 02:20 | ドイツ留学の思い出 | Comments(0)