auf der Reise~旅の空~

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作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。

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大学の授業 1:朗読


今日のこの記事から、大学で受けた面白い授業について、いくつか記事を書いていこうと思います。

第一弾は、「朗読」の授業について。

九月の後期から、朗読の授業を週一で取っています。

教師になるには、まず話を聞いてもらう技術を磨かなければなりません。

いつかボイストレーニングでも、と思っていたので、丁度いいと出席したのですがーー予想以上に奥の深い世界が待っていました。

「生徒が授業を聞いてくれないのは、まともに発声もできない教師が悪い」

本当にその通りだと思います。いい声かどうかではなく、聞き取りにくい話し方で説明すると、そもそも生徒に聞いてもらえない。生徒の学習意欲を上げられるかどうか、それこそ、教師の腕の見せどころでしょう。

授業では、たった一行、たった一つの単語を何度も言い直しています。

少人数の授業ですが、やはり最初は周りの目を気にして、上手く読もうとしたり、恥ずかしがったりして失敗していたのですが、最近はそういうこともなくなって、お手本である先生しか意識しなくなりました。

朗読の技術に、「間」と「息、あるいは無声で読む」というものがあります。

そう教わった時、少林寺拳法の「間」と「含み気合」をすぐに連想して、またか……と思いました。上手くやろうと焦ると、どうしても間を飛ばしてしまう。基本的な発声が出来ていないから、気合もきちんと出せない。

自分なりにどうにかしようと練習した時期もあったのですが、とうとうモノにできないまま引退したので、今度こそ身につけようと思いました。

このことを先生に言うと、そういう点で朗読と武道は似ている要素がある、と同意して頂けました。

もう一つ重要なのが、「力を抜く」ということ。

他人を意識するから肩に力が入る。力むから失敗する。

まずはカッコつけることをやめて、お手本と自分だけを見つめていれば上達への道が見えてくるんだなー、と朗読の授業で学びました。

ちなみに、最近初めて先生に手放しで褒めて頂けました。

その単語というのが、「馬鹿野郎」。

向田邦子の「字のない葉書」に出てくるお父さんの台詞です。

どうして上手いんだと聞かれても、うーん。心を込めず、平淡に読むのが朗読の基本なので、心を込めたわけでもなく……複雑な気分になりましたが、笑いは取れたのでよしとします。


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by white12211122 | 2014-11-26 15:45 | 大学の授業 | Comments(0)