auf der Reise~旅の空~

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作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。

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ドイツ留学~スポーツクラブ~

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ファスナハトを楽しみながらも、基本的にはB2試験の勉強のため、部屋に篭もりきりの生活が続いていた。

運動不足はよくないと、大学受験で嫌というほどわかっていたため、週2~3回は近所の湖をランニングしていたのだが、それでも足りなかった。足よりも体全体を動かしたい。

そこで、思い切ってフライブルク市内にある「easy sport」という中央駅のすぐ隣にあるスポーツジムに行って、体験の申し込みをした。

最初にインストラクターの男性が基礎体力を測りながら、器具の説明をしてくれる。久しぶりに筋肉を使ったので、かなり苦しかった。特に、腹筋。大学三年生の時にはあともう少しで割れるんじゃないかというところまで鍛えていた腹筋は、運動不足にドイツビールという最悪の組み合わせで、跡形もなく脂肪へと変わっていた。

インストラクターのかっこいい筋肉質のお兄さんが、私の呻き声を聞いて笑っている。

「もう少し!」「後ちょっと!」と声をかけられながら、なんとかなけなしの腹筋を酷使する。ただし、何故か脇腹の筋力だけは衰えていなかったようで、トレーニングベンチに横になり、足をクロスして器具に絡ませ、その状態で腹筋のように上下に体を起こす、というのは簡単に出来た。そこで始めて、「君は何かスポーツでもやっていたのか?」と聞かれ、複雑な気分になった。別に脇腹を酷使した記憶はなかったからだ。

一通り器具を教えてもらった後、お兄さんが「この後時間あるなら、プログラムにも参加していくといいよ」と言ってくれたので、ドイツ発祥のピラティスと、腹筋エクササイズに参加していくことにした。

先生は痩せたおじいさんだった。しかし、参加者は二十代前半から三十代。足やくびれでは負けないだろうと思っていたのだが、そもそも腰の位置が違う上に、抜群のプロポーションぞろいで、「必要ないじゃん!」と心の中で叫んでいた。

加えて、アジア人は私一人。少し身構えたが、わざわざダンベルを取って渡してくれたり、にっこり笑いかけてくれたりと、綺麗なお姉さんたちに優しくしてもらった。

痩せたおじいさん先生は、五時間以上、連続ですべてのプログラムを一人でこなしているのだった。無表情のままディスコのDJのようにハイテンションな音楽をかけ、「ふぉー!」とノリノリの声をあげて、軽快なステップを踏み出した。

二つ連続で参加した私は、最後の腹筋特化コースで倒れそうになった。最後は腕立ての状態でエクササイズ用のボール(背が届かなかったので、これも取ってもらった)の上に片足を乗せて交互に足を入れ替えながら跳ねる、という曲芸寸前の動きを指示され、ボロボロになった。

ただ、嫌な疲労ではなかった。心地良い倦怠感に、久しぶりに体を鍛えたという充足感。毎日トレーニングするほどマメな性格ではないため、こういう教室があるのはとても助かる。

もう少し早くからここに来れば良かったな、と思いつつ、プロテインを飲んで寮に帰った。




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by white12211122 | 2015-04-05 01:30 | ドイツ留学の思い出 | Comments(0)