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auf der Reise~旅の空~

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作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。

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宮沢賢治 イーハトーヴォ物語(ゲーム)


先日初めてファミコンで遊びました。

ファミコンといえば、ゲームボーイよりもさらに前のゲーム機……幼稚園の時、友達のお兄さんが家でドンキーコングをやっているのを見たきりでした。

もちろん、リメイク版ではありません。持っているという人がいたので、わざわざ家にまで持ってきてもらって一緒に遊ばせてもらいました。

画面がゲームボーイのドット絵で、ファミコン~アドバンス世代にはすごく懐かしい雰囲気です。

今回わざわざファミコンを持参してもらってまでやりたかったのが、アマゾンで見つけた「宮沢賢治のゲーム」。

「そんなのあるのっ?」と驚きましたが、発売は1990年代初期、コアなファン向けのマイナーゲームのようで納得。製作者の賢治先生リスペクトの精神が詰まっていました。

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内容は、貝の火、カイロ団長、虔十公園林、土神と狐、グスコーブドリの伝記、オツベルと象、セロ弾きのゴーシュ、雪渡り、銀河鉄道の夜。

有名な詩人、宮沢賢治の住む「イーハトーヴォ」という街にふらりとやってきた「私」は、賢治の噂を聞いて興味を覚える。そこへ賢治から手紙がきて、失くしてしまった七冊の手帳を集めて欲しいと頼まれる。

一章が終わるごとに手帳をゲット……なのですが、ラインナップを見てもわかるように、結構暗い話が多いです。しかも、主人公は童話の再現を見ていることしか出来ないため、登場人物の死を見届けて、淡々と手帳を回収して去るという、死体処理班ばりの淡白さなので、賢治先生の意図と同じくらい、「私」が謎だったりします。

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宮沢賢治ファンならニヤリとする単語の一つ、プリオシン海岸。

かま猫など、他の童話作品の登場人物もちょこちょこ出てきますが、「月夜と電信柱」「かしわばやしの夜」も出して欲しかったですね。

ゲームとしては、ひたすら指示に従うだけなのと、イベント発生ポイントがわかりにくいので、意外に体力を消耗しました。ただ、最後の銀河鉄道の夜までいくと、今までの物語(プレイの苦労)が甦り、感慨深さも加わって、幻想的な終結の余韻を味わえました。

ついでにサウンドトラックが好評価だったので、こちらも購入。BGMもレトロ&ノスタルジックで素敵でした。

ところで、宮沢賢治というと、銀河鉄道のアニメーション映画の製作者である、漫画家ますむらひろしさんを思い出します。

この方が二十年以上前に描かれた「アタゴオル物語」全七巻、「アタゴオル玉手箱」全九巻が、ノスタルジックな雰囲気の素晴らしい世界観なので、この作品をDSでゲーム化されるのを期待していたりします。


by white12211122 | 2015-07-08 09:19