auf der Reise~旅の空~

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作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。

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ドイツ一週間一人旅⑦~ベルリン(1)シャルロッテンブルク宮殿-リバークルーズ~

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ベルリンに着いたのは深夜だった。シャルロッテンブルク宮殿の近くの宿に行くまでに、同い年くらいのグループやおばさんに何度も乗り換えや道を聞いて、ようやく宿に着いたのが夜中の一時過ぎだった。

ベルリンには異人排斥グループもいる、ということを聞いていたため、荷物を抱えて疲れきった状態は危険だと神経を張り詰めていたが、宿までの道のりは至極簡単で、道行く人には差別どころか、とても丁寧に教えてもらえた。

ハプニングはあったものの、なんとか宿にたどり着けた。疲れていた私は購入したポーランド食器をベッドの上に並べて写真を撮った後、泥沼に沈むように、深い眠りについた。

翌朝、すっかり回復した私は宿のバイキングで朝食をとり、シャーロック・ホームズが下宿していたような宿を出て、早速近場のシャルロッテンブルク宮殿に向かった。

プロイセン国王フリードリヒ一世が妻の為に建てたという、夏の離宮。
この日はミュンヘンぶりの快晴で、セルリアン・ブルーの深い青空に、シャルロッテンブルクのクリーム色の塗装がよく映えていた。

シャルロッテンブルクの内部見学は長蛇の列だった。ミュンヘンのレジデンツ以来、内部見学はもういいかという気になっていたし、暑いくらいの晴天の下で、何時間も待つのはもったいない。

私はシャルロッテンブルク宮殿をいろんな角度から撮ると、すぐに次の目的地、ベルリンの中心地を目指して地下鉄に乗った。

動物園のある駅で降りて、まず最初に見たのがカイザー・ウィルヘルム教会だった。改修中ということで廃墟のような様相だったのだが、地元では「虫歯」と呼ばれているらしい。

動物園には人だかりが出来ていたため、さほど動物園好きというわけでもないのでそこは通りすぎて、市内を巡る100番・200番バスに乗り込んだ。

ウンター・デン・リンデンという地名に、森鴎外の『舞姫』を想起して、心のなかでにやりとする。リュックのなかにはベタだが、その『舞姫』を入れていて、バス旅の最中に読んでいたのだ。

ウンター・デン・リンデンで降りると、フンボルト大学がすぐそばにあった。旧国立図書館前の大学には、いくつものハンモックやソファー、それに本棚まで置いてあって、憩いのテラスのようになっていた。自由気ままな光景に、こちらも少し感化されていくようだ。

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フンボルト・ボックスを通りすぎ、

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ふらりと教会を覗き、ドーム型のベルリン大聖堂でいくつかのアングルを試してみる。

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ここまでで、すでに結構な距離を歩いていた。ふと、大聖堂前にあったリバークルーズの乗り場が目には入り、思い付きでそのまま乗り込んだ。

市内を流れるシュプレー川は、水自体はさほど綺麗ではないものの、水面の光が建物に反射して、涼やかだった。


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一時間のんびりと座って、市内の一部をぐるりと見渡した。疲れた足を癒して、水辺の光景をぼんやりと眺める時間は、飽きが来る前に終わった。

船から降りると、私はまた次の場所へと吸い寄せられるように歩き出した。


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by white12211122 | 2015-07-13 09:43 | ドイツ留学の思い出 | Comments(0)