2016年 06月 11日
教育実習、終了
途中経過を書こうと思っているうちに、あっという間に教育実習が終わりました。
最初の週はストレスもそこそこありましたが、慣れてしまうと、母校ということもあって楽しかったです。
実は中学、高校時代にロクな思い出がなかったと母校を毛嫌いしていたのですが、冷静な視点で見るとまあそんな嫌な思い出も消化できて、色々と受け止められました。
意外な先生が覚えていてくださったのが嬉しかったですね。やっぱり、自分のことを覚えていてくれる人が、同じ場所に変わらずいてくれるのは私学の長所だと思います。
先生との思い出話とか、先輩として生徒に体験談を話したりしているうちに、学生時代の青春ってそんな大層なものじゃないよなーと苦笑したり。そういう満足できるような体験がしたいなら、もっと自分から色んなものに関わっておけば良かったんだな、と納得したり。やっぱり「生徒」っていいな、と再確認したり。
これでもう自分の中のドロッとしたものはほぼなくなったので、ちょっと余裕が出てきました。やらなきゃいけないことは沢山ありますが、まずは一個一個、確実に、がモットーです。
実習の具体的なことを話すと、塾講で人前に立って授業をすることに慣れていたのは大きかったな、と思います。謙虚さは大事ですけど、教壇に立った時は一つの授業を任された教師なので、堂々と。
朗読をちょっとやっていたおかげで、色んな生徒さんからいい声ですねって話しかけてもらえました。
ただ、静かな場所ではいいんですけど、喉から声を出しているので、夏休み中にボイストレーニングに通うつもりです。声を武器にする職業って他にも色々ありますが、ちゃんとボイストレーニングしていないのは教師だけじゃないか、なんて話を聞きました。
(まだバイト代が残っているので、今年いっぱいはキックボクシングも続けられそうです)。
課題は板書と、文法説明の仕方です。今回は教材研究の面白味も実感できたので、生徒に興味を持ってもらえるように小ネタも集めていきたいです。
「なんで古文って推量が多いの?」→死後の世界など、わからないものへの不安が多かったから。
「なんで好きな人が夢に出て来ないことを嘆くの?」→当時は相手が自分のことを想っていてくれたら、相手が自分の夢に出てくるという信仰があったから。
などなど。留学話も絡めて話すと受けが良かったです。
私が中学、高校の頃に好きだった先生は、小ネタ雑学が豊富な先生でした。大体生徒の集中力が切れる頃に、五分だけ自分の体験談や雑学を話してくれるとか。
あと、意外に多いのが、生徒と目を合わさずに話す人。こっちの様子に興味ないんだな、と思ってしまいます。なので、時々目を合わせてくれると、顔を上げて話を聞こうと思うんですよね。今回自分でやってみて、その効果を実証しました。
私自身が不真面目な生徒だったので、この先生の授業つまんないなーと思うと、寝る・持参の問題集を勝手に解く・小説を書く、といったことをしていたので、どういう授業なら聞く気になれるかっていうのがちょっとはわかるつもりです。
生徒の目線を忘れずに、価値のある授業を。
自分の言葉を生徒に残せるような教師を、目指していきたいと思います。
さて、これからは履歴書を出しつつ、お勉強します。
最大の敵は漢文です……
by white12211122
| 2016-06-11 15:00
| その他の挑戦