auf der Reise~旅の空~

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作家を目指す院生です。ドイツ留学時代の日記を中心に更新していましたが、院試(転科)→就活などのドタバタ挑戦ブログだったり、お出かけブログだったりと、割りと何でもアリで色々やっています。美術館めぐりも少々。

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大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで(前半)

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先週の土曜日、採用試験の後で、両国の江戸東京博物館で開催中の「大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで」を観に行ってきました。

土曜の夕方五時半という微妙な時間帯に行ったので、開催直後でもそれほど人が多くなくて、じっくり観ることができました。

前回行った「俺たちの国芳 わたしの国貞展」や、家にある妖怪図絵で見たことのある絵もちらほらとある一方で、「病気=非日常ということで、病気を妙な形の虫の姿で描く」という新しい情報も見かけました。

妖怪って本当に奥が深いと思います。特に江戸時代の作品の数々は当時の人々の空想の豊かさだとか、創作意欲なんかを感じます。

土偶やアニメ「妖怪ウォッチ」も展示されていましたが、こちらは土偶好きと子ども向けに置いてある感じで、妖怪ウォッチはともかく、土偶と妖怪の関連は「ユーモラスな異形」「自然に対する漠然とした不安の表象」であることらしいですが、どうなんでしょう。土偶に詳しくないので、今度詳しい友人に聞いてみます。

初めて訪れた妖怪展(岩手の遠野でも観たことはありましたが)ということで、初見のものがたくさんありました。江戸時代の妖怪図鑑「百妖図」とか。図録は高確率で購入するほうですが、後からもう一度見たいと思う作品が多かったので、即決で買いました。

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妖怪グッズはあまり購買意欲をそそられませんでしたが、ファイルと化け猫ストラップだけ買っておきました。

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裏の説明によると明治時代に描かれた化け猫の絵が元になっているそうで、江戸から大正時代の妖怪文化展なんかもあればいいなあと思います。百物語怪談会とか、泉鏡花とかーーって、それは私の修論なので、面白いを通り越して助かりますが、さすがに今年はなさそうですね。

江戸東京博物館は前から常設展を観に行きたいと思っていたので、学生証を提示して無料で観てきました(この学生証も来年の三月までかと思うと感慨深いです)。

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展示物のスケールが大きいのが魅力的でした。家のセットや塔、中央にかかる橋など、小さなセットや図を見るよりも体感できるほうが大切だなと思いました。さらにスケールの大きい博物館が出来たらいいのですが、未来の博物館はどうなるんでしょうね。



私は大学の途中まで西洋ファンタジーにしか興味がなかったのですが、当然日本的な物に惹かれるようになってから、こういう妖怪の類いにも興味を示すようになりました。

江戸時代以外にも妖怪文化はありましたが、やっぱり江戸時代が一番盛んで、豊富だったように思います。小説の題材で選んでからは、そういう資料で新しい発見があるたびに気分が高揚するようになりました。

平成を生きる人間にとって、江戸時代は既に断絶された遠い昔、歴史的時代ですから、文化的な作品を通さないとその空気や息遣いを感じられないんですよね。でもそうやって過去の人間に興味を持つことって、視野が広がっていいなーと思います。一番わかりやすい異文化理解じゃないでしょうか。

これからの妖怪展にも足を運びたいと思います。

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by white12211122 | 2016-07-17 10:00 | 美術館・博物館巡り | Comments(0)